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[サンパウロ 20日 ロイター]
「ブラジルのサンパウロ美術館で20日未明、2点の油絵が盗まれた。うち1点はスペイン人画家パブロ・ピカソの作品で約5000万ドル(約57億円)相当の価値あるとみられている」

美術品の価値とはわからないものです。

今回被害にあったのはピカソの「Portrait of Suzanne Bloch(邦題:シュザンヌ=ブロックの肖像)」とブラジル人画家カンディド・ポルチナーリ「The Coffee Worker(邦題:コーヒー農園で働く男)」。両方ともサンパウロ美術館で最も貴重な作品だったそうです。

ピカソ『シュザンヌ=ブロックの肖像』    ポルチナーリ『コーヒー農園で働く男』
   青の時代         The Coffee Worker

貴重な作品が無事かどうか気にかかりますが、驚いたのはその被害額。
その損失、まさにプライスレス。

美術品の価値というのはどうやって決められているのでしょうか。

すばらしい作品に対して高い値をつけることは当然だと思います。
しかし美術作品を高く評価することは、他の財を低く評価することと同義です。個人の生み出した1つの財が億単位の価値を持つ。また素人には同じように見える作品でも、描いた人によって値段に大きな差が出る。「この人が描いた作品だから」という理由で高い値段が付いているのでは、と勘ぐりたくもなります。

美術評論家が褒めるから/貶すから、高い値がつく/付かない。
昔読んだ本で、若手芸術家がこうつぶやいていました。

「あの人(有名評論家)が認めてさえくれれば....」

作品を見る人が自分で価値を決めることが出来ない。
少し寂しいように感じます。

↓やはり素人の意見なのでしょうか↓
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追記:よく現代美術の作品を見に行きます。それでも作品の価値がわかりかねるものが多いです。ひたすら口をあけたまま会話する映像、スーパーの棚に並ぶ商品を弓矢で射ながら買い物する男性、切り株に鋸が突き刺さっているだけの「作品(無題)」。芸術家仲間でないとその価値がわからないような作品だと、一般に浸透するにはまだ時間がかかりそうです。

関連項目:
>>考える人
>>ルルドの泉
>>モンティ・ホール問題
>>日本一長いタイトル
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「自己成就予言」

11月28日
「アラブ首長国連邦の通貨ディルハムが、早ければ12月2日にも切り上げられる可能性がある。UAEの中央銀行であるバンク・オブ・アブダビ(ABAD)の関係者が明かした。切り上げは対ドル相場で3~5%幅になる予定」【ドバイ アラビアン・ビジネス電子版】

11月29日
「ABADが通貨ディルハムの切り上げを容認するとの見通しを示した。ドルと連動する自国通貨安によるインフレ圧力に対抗するため。通貨切り上げ予想を受けて29日の為替市場では湾岸諸国通貨が急伸。UAE、サウジアラビア、カタールで10数年来の最高値を記録した」【ドバイ ロイター通信】

12月8日
「UAEのアブドラ外相は8日、自国通貨ディルハムの切り上げについて、『いかなる切り上げも他の湾岸アラブ諸国と足並みをそろえて行う』と述べるとともに、『短期間で』変更が行われることはないとの見通しを示した」【ドバイ ロイター通信】

金利や為替レートなど、経済において最も重要な役割を果たしている指標のうちのいくつかは「予言に対して自己実現的」だと言われています。
予言→皆が情報に応じた反応→予言と同じことが実際に起こる、というものです。今回の為替レートの件では「切り上げ予想→実際にレート急上昇」という結果が見られたことから、UAE側が一種のアナウンス効果を狙ったものとも考えられます。

自己成就予言の簡単な例が銀行の取り付けや会社の経営破綻です。
日本では昭和金融恐慌時の東京渡辺銀行、近いところでは某王手英会話教室の例が真っ先に思い浮かびます。

金融恐慌(1927年)では.....
・各銀行が保有する関東大震災の震災手形が不良債権化する恐れ
→当時の片岡蔵相が「渡辺銀行が破綻した」と発言(日本史上最大の失言のひとつ)
→なんとか経営をつないでいた渡辺銀行が取り付けにあい、実際に破綻
→「渡辺が危ないなら他の銀行も危ない」という予想から各銀行に取り付け騒動
→昭和金融恐慌
この際に緊急で発行されたのが片面刷りの紙幣です。
参照:>>片面紙幣

N〇VAの例(2007年)では....
・規模拡大で維持が困難に
→中途解約金支払い訴訟で会社側敗訴の判決、経営悪化
→「潰れるのでは」という予想が広まり、生徒数激減
→実際に閉鎖

自己成就的な予言としては、他にも血液型性格診断や星占いなどが考えられます。
「こうである」という疑似科学的な予言を突きつけられることで人が無意識のうちに(時には意識的に)提示された内容に沿った行動をしてしまい、結果として予言が本当になってしまう。一般的に実験者効果と呼ばれる現象の1つです。

今回の為替レート切り上げの件は判りやすい例だったと思います。

↓1ディルハムも持ってないから関係ない方↓
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関連項目:
>>世界最大の投資ファンド
>>モンティ・ホール問題
>>心の理論
>>史上最高額面の紙幣
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